イギリスチャーチル大統領、アメリカトールマン大統領により発されたポツダム宣言を受け入れた日本。無条件降伏と同時に、宣言の内容としては日本の領土が限定されるものが含まれていた。これらのことから、第二次世界大戦の結果の変更は許されないまた、北方領土は日本の小さな島々に含まれないというのがロシアの主張。

北方領土地域は、1600年代初頭から松前藩により先住民と交易を行っていた。その後、幕府の直轄地として開拓をすすめ実行的支配を確立していた。これはロシアよりも先に行ったことである。サンフランシスコ条約では、千島列島と、南樺太（サハリン）を放棄したが、千島列島に北方四島は含まれないとするのが日本の主張である。